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竹内智香さんのスノーボードキャンプに行ってきました。

2019.03.17

By 東畦 MI  

 

キャンプ前日

 

2年振りにお休みをいただき竹内智香さんのキャンプに参加してきました。

去年は肩の故障で参加できず久し振りの参加です。

今回は竹内智香さんの実家が経営されている旭岳温泉に泊まって旭岳ロープウェースキー場を滑るというキャンプです。

旭岳ロープウェースキー場は圧雪をせずにパウダーを滑るというスキーとのことです。

めったに来ない北海道なのでフルに計画を立てました。

3月17日(日)8時15分岡山空港発で新千歳空港に到着。
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レンタカーを借りて先ずは美唄市にある美味しいと評判の焼き鳥屋さんで昼食。

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焼き鳥の付いたBセットたつみ定食(800円)を注文。

 

まず直ぐに焼き鳥が出てきました。

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私は精肉(むね肉)を選びましたが、どうしてこんなに早いの?と少し疑問でした。

 

あとそばととり飯が来ました。とり飯は少し甘く濃厚な初めての味で美味しくいただきました。そばも付いているのでボリューム満タンで800円で大満足でした。

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お店を出るときに、焼き鳥の焼き場が見えたのですが、なんとびっくりものすごい本数の焼き鳥が焼かれています。そこに焼く鳥を買いに来た人が何十本単位で買っていました。

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注文して直ぐに焼き鳥が出てきたわけがやっとわかりました。

 

午後6時頃に旭川旭岳温泉 湯元 湧駒壮(ゆこまんそう)に到着。

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ここは竹内智香さんのご両親とお兄さんが経営されている温泉旅館。

着いて直ぐに夕食。
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細やかな手作りで尚且つ品数も多く美味しく完食したが、今日滑ったとはいえ完璧なカロリーオーバー。

 

一つ初めてのものが合った。
それは泡醤油。一見だし巻き卵に見える。最初分からなくてそれをそのまま食べたが旨味はあるがしょっぱい。刺身用の醤油が無いことで初めてそれが醤油代わりと知った。

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ここは湯元と言うだけあって天然温泉。露天風呂もある。

 

食後ゆっくり温泉に入って就寝。
 

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キャンプ1日目

 

今日からキャンプ。

今までのキャンプはゲート(レース)練習などハードだったが、今回はがらりと趣旨を変えて温泉と料理を楽しんでスノーボーディングをのんびり楽しむとの事。

キャンプのスタートも12時とゆったり。

美味しい朝食を食べてゆっくりした後いよいよ旭岳ロープウェースキー場のゴンドラ乗り場へ向かって出発。

ここのスキー場は普通の圧雪したスキー場と違ってパウダーを楽しむ場所。

ただそれでは迷子になるので圧雪車一幅分は圧雪されている。

 

普段はもっと幅広いゲレンデを滑っているので不安がよぎる。

 

ゴンドラに乗って頂上駅へ着いた。

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山頂はまるで真冬。見渡す限り白の世界。

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さあスタート!

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横幅がないので、一人ずつスタート。

私は大回り用の長い板なので斜度があり狭いのでゆっくりずらしながら滑る。

 

所々で休んで滑る。

ゴンドラで約10分の長さなので結構長い。

約20分かけて滑り降りロープウェイ乗り場へ到着。

 

途中スピードが出る急斜面でコース幅が狭く、左側が谷川という所もあり結構ドキドキ。

コースは左右にあり、何とか無事にそれぞれ2本ずつ滑り、4時過ぎに滑走終了。

通常はビデオを撮ってフォームなどのビデオレッスンがあるが今回は楽しくフリーラン。

 

ゆったり温泉に入って夕食。
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今回の夕食もアワビの塩釜焼やしゃぶしゃぶ等とても美味しくボリュームたっぷり。

アワビは蝦夷アワビ。

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蝦夷アワビは北海道の豊富な海藻を食べて育った黒アワビのことで高級食材!

塩釜から取り出すと昆布に巻かれている。

アワビと昆布の旨味が凝縮し、歯ごたえももっちりした一品だった。

まるまる一匹を豪華に頂いた!

 

牛肉はサシが見事に見事に入り、口に入れるととろける様に美味しい。

後から竹内さんがほかに人に言ってたのを聞くと、あのしゃぶしゃぶの肉は一枚千円だったらしい。

道理で美味しいはず。

 

少し感激したことがあった。

しゃぶしゃぶの後にお芋の炊き込みご飯が出たが、白米と卵をお願いして雑炊を作った。

その時に何にも言わないのに、青いねぎの小口切りが出てきた。

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ここの料理長は竹内智香さんのお兄さん。
とても穏やかな方で過去にはゲート練習の時のサポートにも来ていただいている。

その兄さんの細やかな心配りにサービス業の神髄を垣間見た気がする。

料理長さんは過去に東京赤坂の有名料亭で5年間修行された方でその技術と気持ちが生かされてと思った。

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食後はキャンプ恒例の宴会&くじ引き。いつも竹内さんの力でゴージャスがプレゼントを戴く。

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今回私は3位だったが持ちきれないくらい色々戴いた。
そしてヘルメットやウェアにサインを戴いた。

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東京西川のマットレスはありがたいが、宅急便で送る必要があるかも・・・。

 

キャンプ2日目

今日で最後のキャンプ。
朝7時半に朝食を食べに食堂へ行く。

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今朝の朝食も美味しいが、ここの朝食にはお汁が付くのではなく毎日違う鍋が付いている。
今日の鍋はお豆腐やソーセージ、昆布の入った温まる一品。
カロリーオーバーと言いながらしっかり食べて出発。

今日のキャンプは板の試乗も兼ねている。
竹内さんたちが作っているブラックパールというブランドは私が乗っているようなアルペンがメインだがフリースタイルも作っている。

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本日何人かはフリースタイルの試乗を選択。
私はコース幅が狭いので短いアルペンボードを選択。
ゴンドラに乗って上がっていくと、、、、途中から真っ白。
それがだんだん濃くなる。ゴンドラを降りて外へ出るとほぼ全く見えない。
10m離れると薄っすら白くぼやけてくる。
横幅が狭いし、前が見えないので前を行く人を見失わないように滑る。
距離が短いと先行者が転倒した場合避けきれないので、ある程度間隔をあける。
遠いと全く見えなくなる。
コースの両端には10~20間隔でポールが立っている。
やっとその必要性が分かった。
あまりにも視界が悪いと人間は平衡感覚がなくなることが分かった。
何とか途中まで滑ると、急に視界が開けてきた。

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そこから下は短い板に変えたこともあり、楽しく滑れた。
さらにショッホ兄弟が二人ともグーフィー(右足が前)なので私の前を滑ってもらい、それを参考にしながら滑ることができた。
メダリストを後をついて滑れるなんて何というゴージャス!気持ちだけでもうまくなった気分。
竹内さんの甥っ子(隆太君:料理長の息子さん)も今日のキャンプに参加していて流石にスノーボードも上手いが釣りも好きとの事。

宿泊している湧駒壮(ゆこまんそう)の横を流れている川にはニジマスが沢山いて入れ食いで釣れるとの事。
昨日この近辺で工事をしている人に話を聞くと「オショロコマなどの渓流魚はこの下流に多くいる。しかし熊もいる」との事。

お父さんの料理長さんに家族での釣りの動画を見せていただいたが、本当に簡単にニジマスが釣れている。
ここは釣り人にとって楽園とも言えそうな場所。
次回来れるとしたら必ず釣竿を持ってきたい!
この下流で釣ったニジマスの画像を隆太君からもらった。

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約60㎝でぽってりと肥えてとっても美味しそう。
川にいる魚のサイズと思えない大きさ。
今日もロープウェイ乗り場の近くの小川で釣りをしている人がいた。
昼までガスの中で戸惑ったり、視界の良いところで楽しんだりして昼に無事キャンプ終了。
帰って次の目的地へ出発する竹内さんとショッホ兄弟を見送る。
ショッホ兄弟は二人ともメダリストだがフランクで親しみやすい。
私も片言の英語で彼らと触れ合うのをいつも楽しみにしている。
明日滑走用の板を準備して、温泉へ。
ここには2か所かけ流しの温泉がある。
2か所ともゆったり大きく一つは以前の建物の一部を利用した「神々の湯」太い柱が使われ確かに荘厳な趣。
浴槽も何種類もあり温泉の泉質が色々ある。

そして滞在最後の夕食。

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全部美味しかったが今日の驚きは特大のホッケの開き、今まで見たことがない大きさ。もちろん脂も酸化してなくて、とっても美味しい。

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さらに新タケノコと蝦夷アワビの天ぷら。
北海道はまだ雪深いのに食感の良い細めのタケノコ。
蝦夷アワビもとてもモチモチと良い歯ごたえ。
かぶら蒸しは優しくまったりとほっとするような味と食感。

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そして締めの鍋は湧駒壮特性の石狩鍋!
沸いたらバターを入れて完成。
肉も良いが、日本人ならじんわり味わいたい魚介のだしと味噌とバターのベストマッチの味。
今夜も雑炊にしたかったが、お腹一杯なのと美味しそうなじゃこご飯が出たのでそれを戴いた。

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一緒に参加した友人と話をしたが、今回のキャンプの魅力は竹内さんやショッホ兄弟と気軽に触れ合えるということもあるが、湧駒壮の雰囲気、サービス、客室、温泉、そして料理がとても大きかった。

スノーボード以外でこんなにも満喫したには初めて。怖くて体重計には乗ってないが、体重が何キロか増えてもここの食事の魅力には勝てない。

明日朝食後直ぐに出発出来るように荷物をパッキングしてボードケースは車に積み込む。
ブログの原稿を書き、もう一度温泉に入って就寝。

今日は名残惜しいが湧駒壮出発の日。
美味しい朝食を戴き、

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料理長さんにも挨拶をして出発。

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下る途中もまだまだ雪はたっぷり。

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遊ぶには良いが、地元の人には厳しい環境だろう。
夜までに札幌のホテルに着けば良いので途中滑って帰ろうということになった。
選んだのはサンタプレゼントパーク!

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ここはスキーのワールドカップが開催された場所でもある。一枚バーンでとても良さそう。しかし滑ってみると気温が高いせいで雪がザクザク。
何本か滑って中止。

日曜日に滑った美唄国設スキー場へ向かうことになった。
ここは山の中で少し標高が高い、北向き斜面などの条件から良いと考えた。
リフト券売り場へ行くと圧雪車が壊れて圧雪が昨日からできてないとの事。
しかしここまで来たので4時間券を買って滑り出す。
意外と雪は荒れてなく、ほどほどに締まった雪質でサンタや西日本に比べたら最高と言えるくらい。

友人とお互い一本づつビデオを撮りながら3時間くらい滑り終了、札幌に向かう。
途中高速道路の標識に留萌(るもい)という名があった。

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昔、私の祖父が留萌で線路の敷設を請け負い仕事をした話を子供のころに聞いたことがある。
工事従事者には荒くれ者が多く現場を見回っていても気が抜けなかった等色々な逸話を叔父から伝え聞いた。
明治生まれの祖父がこの遠方まで、まして交通手段は殆ど無い時代に良く来たものと感慨深かった。幸い祖父は私の実家のある愛媛へ帰ってくれたが、もしもそのまま北海道に住み着いたら今の私はこの世に存在しなかった。
違う誰かが生まれたのであろうが。

札幌についてまず腹ごしらえ。
友人おすすめのスープカレーの店(藤乃屋)へ行く。

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私のオーダーしたメニューはラムステーキ3辛。

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スープ大盛りをお願いしたら、なんと普通の2倍の量と言うことで普通サイズに。
3辛のスープはココイチのスープカレーも美味しかったが、もう少し深みのある味で、ココイチ程甘くはない。
3辛でも辛過ぎず、じんわり身体が温まる。

一口サイズのラム肉のステーキがたっぷり入って肉好き、カレー好きには堪らない。昼抜きだった事もあり、あっという間に完食。ホテルに帰り、今日撮った動画を見ながらボード談義。明日は北海道最終日、午前中は滑るので全く新しい技術にチャレンジすることに決定。 

 

 

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