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潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ錠」の勉強会をしました。

2018.12.15

        By NY@東畦店 

 

【リアルダ錠の効能効果】

潰瘍性大腸炎(重症を除く) 

 

【リアルダ錠の用法用量】

通常、成人にはメサラジンとして1日1回2400mgを食後経口投与する。
活動期は、通常、成人にはメサラジンとして1日1回4800mgを食後経口投与するが、患者の状態に
より適宜増減する。

【リアルダ錠の特徴】

①    有効成分であるメサラジンを最大4800mgまで投与可能
②    服用は1日1回
③    有効成分が大腸全体に届く

①    メサラジンは炎症を起こしている大腸の粘膜に直接作用することで効果を発揮して
炎症を抑えます。リアルダ錠は他剤に比べて最も多くのメサラジンを投与すること
が可能です。
②    ③ リアルダ錠は「MMXテクノロジー」という製剤技術によって、メサラジンを持続的に、直腸まで大腸全域に放出することが可能です

※MMX(Multi Matrix System)テクノロジーとは
・錠剤表面のpH応答性コーティングによって、小腸下部付近のpHでコーティングが溶解し、
病変部位である大腸へメサラジンを送達します。・親水性基材と親油性基材の
マルチマトリックスで、親水性基材がゲル化して膨張し、メサラジンの放出が緩やかに
なります。また、親油性基材が腸液の侵入を抑制し、サラジンの放出がより一層緩やか
になります。これにより、メサラジンの放出が徐放化されます。

リアルダ錠は活動期の炎症を速やかに抑えるだけでなく、症状のない「寛解」の状態を
長期にわたって維持し、「寛解」の状態から再び活動期に移行してしまう「再燃」を防ぐ
ことが期待できます。

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持田製薬HPより

 

【リアルダ錠の注意事項】

 リアルダ錠は、冷所保存(15℃以下で保管)が必要なお薬です。家庭では「冷蔵庫」が
適した保管場所になります。
※旅行の時などの対処法
1週間程度であればそのまま持ち歩いても心配ありません。旅行先で冷蔵庫に保管できる場合は、
なるべく冷蔵庫に保管してください。

【感想】
現在、日本には約18万人の潰瘍性大腸炎さんがおり、その数は年々増加しています。
潰瘍性大腸炎の寛解状態を維持するには「毎日きちんと服薬を続ける」ことが大切です。
リアルダ錠は従来の治療薬と異なり、1日1回の服用で効くお薬であるため、より患者さん
の飲み忘れを防ぐことが期待できます。私たち薬剤師も服薬指導を通してお薬の適正使用
を推奨し、これからも患者さんの治療に貢献していきたいと思います。

 


 

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